【タイガーⅠ・後期生産型】Part.12「ホッチキスの芯を使ってワイヤー固定具を自作する」(タミヤ・1/48・制作記)
前回の記事で自作した牽引用ワイヤーを車体に接着していきます。
前回の記事はこちら→制作記 Part.11 「牽引ワイヤーをディテールアップする」
先端部分のみ先に接着する
まずはワイヤーの先端部分のみ、模型用接着剤で接着しておきます。
ホッチキスの芯で固定具を自作する
固定具部分は元のパーツは使えないので、ここはホッチキスの芯を使って自作していきます。
ホッチキスの芯は必要な個数を繋げたまま切出します。 車体左右分で4個必要ですが、予備用のために5個分で切り出しました。
切り出した芯を元のパーツに合わせて、アタリをガンダムマーカの極細で付けておきます。
付けたアタリに合わせて、ラジオペンチで芯を曲げます。
切断する箇所も同じようにマーカーでアタリを付けます。
アタリに合わせて、金属用ニッパーで切断します。 切断時に芯が勢いよく飛ぶので、保護ゴーグルなどを付けて作業してください。 目に入ると失明する恐れがあります!
それから、模型用ニッパーを使うと刃こぼれしてしまうので、必ず金属用ニッパーを使いましょう。
切断できたら、デザインナイフで1つひとつ切り出しておきます。
切り出したら接着箇所に注意しながら、瞬間接着剤で接着します。 この時点では、まだワイヤー部分は接着していません。
車体後部の固定具は、元のパーツでは表現されていませんが、こちらも同じように自作しておきました。 大きさはネットの資料などを見ながら、だいたいで作りました。
ワイヤーを車体にしっかり接着する
ワイヤーがまだ未接着なので車体との間に隙間ができています。
このままだとワイヤーに重みが感じられないので、車体に密着するように接着していきます。
接着にはサラサラの瞬間接着剤を使用しました。
ワイヤー全体を接着しようとすると、接着剤のはみ出しが目立ちそうだったので、写真の赤い部分をピンポイントで接着するようにしました。
きっちり車体と密着させる事で、ワイヤーにどっしり重みが感じられるようになりました!
固定具部分の棒の自作
ワイヤー固定具のところに一緒に固定されている棒を自作します。
この棒はどうやら砲塔内部を掃除する際に使用するもののようです。(もし間違ってたらすみません。。。)
まずはデパイダーで長さを測ります。
測った長さに合わせて、0.5mm径のプラ丸棒を切り出します。
最後に模型用接着剤で接着します。
使用感を出すために、あえて左右の本数を別にして接着してみました。
車体後部の手すりの加工
写真の出っ張りの部分は、資料を見ると手すりのような形状になっていたので、ここもホッチキスの芯を使ってパイプ化していきます。
まずは、ニッパーで大雑把に切り取ります。
残りの部分は彫刻刀の平刃で削り取ります。
最後に#400〜#600のヤスリで面を整えておきます。
ワイヤーの固定具と同じ手順で、ホッチキスの芯を加工して瞬間接着剤で接着します。
細かな部分ですが、こうして少しずつディテールがアップしてくると、すごく気持ちがいいです!(自己満足!)