【日本戦艦 大和】Part.2「制作開始 〜 合わせ目処理・艦体の接着」(タミヤ・ウォーターラインシリーズ・1/700・制作記)


前回の投稿でキットの内容を確認したので、いよいよ制作開始です。
今回が初めての戦艦模型制作なので、正直手探り状態になりそうですが、がんばります!

組み立て方針

とりあえず、最初に今回の制作方針をまとめておきます。

  • 初めてなので、とりあえずキットのみで組んでみる(別売エッチングなどは使わない)
  • 簡単な所は、真鍮線や延ばしランナーなどを使いディテールアップする
  • 色は全塗装する
  • 張り線は様子を見てやってみる(上手くできるか自信がないので・・・)

初めての戦艦模型制作なので、あまりコテコテした事はせず、お手軽に仕上げてみたいと思います。

説明書を熟読し、制作手順を考える

とりあえず説明書をじっくり見て、簡単な制作手順を考えてみました。

  1. 合わせ目消しが必要な所は、最初に作業を済ます。
  2. 塗り分けが大変にならない程度にそれぞれの箇所を組み立てる。
  3. ディテールアップできそうなところは、ディテールアップを施す。
  4. 塗り分けが必要な部分はマスキングするなどして、全体を塗装する。
  5. それぞれ塗装が完了したら組み立てていない箇所を組み立てる。
  6. ウォッシングなどで適宜汚し塗装を施す。
  7. できそうなら張り線にチャレンジ。

全てこの手順のままとは行かないと思いますが、簡単に頭の中で組み立てた工程は、上記のような感じです。

制作開始 〜 合わせ目消しが必要なパーツを先に接着しておく

全体で合わせ目消しが必要な箇所は艦体を除いて3箇所でした。
まずはパーツを切り取って、簡単にゲート処理し、2分割のパーツを樹脂入り接着剤で接着します。

ゲート処理
ゲートは全て合わせ目部分にあるので、合わせ目消しの時に邪魔にならない程度に、簡単に処理します。

パーツの仮組み
接着前にパーツを合わせてみましたが、特にバリなども無かったので、そのまま隙間無く合わせられそうです。
タミヤはやはりこのあたりのクオリティが高くて、組みやすいですね。

パーツに接着剤を塗布
左右両方の合わせ目に樹脂入り接着剤をたっぷり2度塗りします。

パーツを接着
30秒ほど置いて、接着部分が少し溶けたら、左右を合わせてギュ!っと押さえます。
樹脂入り接着剤をたっぷり塗ったことで、溶けた樹脂が合わせ目から少しはみ出た感じになります。
乾燥後にこのはみ出した樹脂を削ることで、合わせ目を消すことができるので、接着剤は躊躇せずにたっぷりと塗ることがコツです!

接着完了後のパーツ
合わせ目を消すためには接着面を完全に乾燥させなければいけないので、3日ほどそのまま乾燥させます。
完全乾燥を待つ間、他の作業を進めていきます。
今回のパーツは大丈夫でしたが、そのままだとパーツに隙間ができてしまう場合は、100均の文具コーナーに売っている大きめのクリップで挟んで乾燥させると、きっちり密着させることができます。

次の項目では、乾燥を待つ間に違う箇所の制作に入っていきますが、この合わせ目消しの作業の続きは、下記リンクから「制作記 Part.5」をご覧ください。

合わせ目消しのつづきはこちら→制作記Part.5「艦橋や煙突などの合わせ目を消す 」

艦底部分の下処理

艦底部分のゲート処理
艦底部分の下処理をしていきます。
まずはゲートをデザインナイフとヤスリを使って処理しておきます。

艦底部分のバラスト接着1
艦底部分のバラスト接着2
艦底部分には、先にバラストを接着しておきました。
バラストを固定するプラパーツがあるので、模型用樹脂入り接着剤で簡単に接着ができます。
バラストを入れることで船体にちょうど良い重みが出て、飾る時に安定します。

艦体パーツの下処理

艦体のパーティングラインの処理
艦体部の先端と後端には、縦にパーティングラインが入っているので、デザインナイフで削っておきます。
細かいモールドがありますので、モールドが消えてしまわないように注意しながら切削していきます。

艦体の穴あけ加工
艦体の穴あけ加工2
艦体の穴あけ加工3
甲板部には、砲座を乗せるためのダボ穴をあける指示があります。
裏から見ると穴開け部分にアタリがついていますので、ここにピンバイスで穴をあけていきます。
アタリの近くに「Φ1.6」などと記載があるのでそれに合わせたドリル径で穴あけをします。

甲板パーツの接着
甲板の先端部分は別パーツになっているので、ゲート処理をした後、流し込み接着剤で接着しておきます。

船体パーツの接着1 船体パーツの接着2 船体パーツの接着3
その他に接着が必要な箇所も、ゲート処理後、接着しておきます。
回転する砲塔はポリキャップで固定するので、忘れずに入れるようにします。

次回は、甲板を塗装していきます。