【ガンプラ改修】球面状のパーツに、汎用バーニアとメタルパーツを使って、ダクトを追加する
現在、制作記は執筆していませんが、隠れてHGアッガイさんを制作しています。
今回はHGアッガイの改造で、胸部分にダクトを追加したので、その手順を解説していきたいと思います。
目次
使う材料
今回は、下記の材料を使って制作します。
- WAVE オプションシステム シリーズ Uバーニア フラット 1
- WAVE オプションシステム シリーズ Uバーニア フラット 2
- 鋼魂 丸ノズル AW-029B
ダクトのベースに使用するのはWAVE社から販売されている汎用フラットバーニアを使用します。
バーニア1の方は外形2.5mm〜7mm(2.5/3.0/4.0/5.0/6.0/7.0)
バーニア2の方は外形8mm〜10mm(8.0/9.0/10.0)
のセットになっているので、必要な方を用意します。
今回は8mmの中に6mmのものをセットにして2重にするので、両方用意しました。
ダクトの内側には鋼魂の丸ノズル AW-029Bを使用します。
こちらはエッチング製ですので、非常に緻密に出来ています。
AW-029Bには4.2mm〜5.2mm径(4.2mm/4.5mm/4.8mm/5.0mm/5.2mm)と0.2〜0.3mm刻みのセットになっているので、どんなパーツでも、ほぼピッタリ合わせることができます。
接着剤で貼付けるだけで、簡単にディテールアップができるのでオススメです。
制作開始 〜 球面のパーツにバーニアを設置するための下処理
今回ダクトを設置するのはHGアッガイの胸部パーツになります。
普通に考えれば、制作したダクトを写真の箇所にペタッと貼付ければよいだけなんですが、今回の胸パーツにはひとつ問題があります。
図のように胸パーツが球面になっているので、どうしても端の方に隙間ができてしまいます。
バーニアの方を胸パーツに合わせて加工するのは難しいので、今回は胸パーツに加工をして、より簡単に設置できるようにします。
加工後の写真がこちら。(アッガイの制作終盤に記事を書き始めたので、パーツの加工がスッ飛んでますが、ご了承ください。。。)
写真のように設置箇所にドリルでデカい穴をあけてしまいます!
今回は8mm径のバーニアを設置するので、それより一回り小さい7mmのドリルで穴あけをしました。
図のように、胸パーツの球面が無くなることで、隙間を最小限にすることができます。
8mmのバーニアに対し7mmの穴を開けたので、設置面は両端で0.5mm確保されています。
加工した穴にピッタリハマるようにバーニア裏側を加工する
ベースパーツの加工が済んだので、バーニア側のパーツを制作していきます。
とりあえず、使用するバーニアパーツを切り出してゲート処理をしておきます。
まずは、メインになる8mmバーニア(写真下側)に、7mmのバーニア(写真上側)を背面に接着します。
この下処理をしておくことで、接着時に穴からズレなくなります。
今回は胸パーツとバーニアの接着面を片側0.5mmしかとっていないので、少しズレただけで穴が見えてしまいますし、接着剤を内側の7mmバーニアに塗れるようになるので、パーツの表側に接着剤がはみ出るのを防ぎながらもガッチリ接着させることができます。
バーニアの表側の制作
表側を仮組みしてみました。
メインの8mm径バーニアの内側に一回り小さいパーツを入れて、その中にメタルパーツの丸ノズルを入れる事にしました。
問題なければ、この後の塗装のために一度バラしておきます。
接着したパーツはブラックで塗装後、ツヤ消しクリアーでコートして仕上げました。
塗装後にメタルパーツを黒い瞬間接着剤で接着しました。
胸パーツにバーニアを接着して完成!!
完成したバーニアをエポキシ接着剤を使い接着します。
表側に接着剤がはみ出さないよう注意しながら、裏側から接着剤を塗布します。
接着剤を塗布したら、表側から見てメタルパーツの角度を微調整して乾燥させます。
瞬間接着剤と違い、エポキシ接着剤は固まるまで時間がかかるので、今回の様に接着後に角度を微調整したりする際に重宝します。
接着剤が固まれば完成です!!
胸部のパーツに穴をあける以外は、特に難しい加工も必要ないので、球面にパーツを接着する時は、ぜひ今回の加工をお試しください!