ヤフオクでのガンプラ完成品の安全な梱包方法
今回は、ヤフオクにてガンプラを安全に発送するために、ウレタンスポンジを使ってガンプラをしっかり固定して梱包をしたので、その際に使用した材料と梱包方法をご紹介していきます。
ガンプラをどんなふうに梱包すればいいか迷っていた方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
主に使用する材料と道具
- TRUSC(トラスコ) プロテクターツールケース用緩衝ウレタン L TAK13K
- 外箱
- レンズクリーナー(メガネ拭き)
- カッター・カッターマット
TRUSC(トラスコ) プロテクターツールケース用緩衝ウレタン L TAK13K
これは、電気工具やカメラなどを保護ケースで収納するときに使用する緩衝材です。
カメラなど精密な撮影機材の運搬などの使用を想定してつくられているので、ガンプラをしっかりと安全に梱包することができます。
箱の底と蓋でサンドイッチして使う波形のウレタンが2枚と、中で商品を固定するための切れ目が入ったウレタンが2枚入っています。
箱の底と蓋でサンドイッチして使用する波形のウレタン材。
波部分の弾力で商品をやさしく保護します。
今回はLサイズという大きさのものを購入しましたが、大きさは約幅400mm×奥行320くらいはあるので、MGのガンプラでも余裕で収まると思います。
写真に写っているのHGアッガイですが、HGなら一つ小さいMサイズでも十分収まると思います。
こちらが中材で使用する2枚。
この中材のウレタンには実は秘密があります。
実はこの中材、縦横に切れ目が入れられており、手で簡単にカットすることができるんです!
写真のように梱包するものの形に合わせて中の穴を自由にレイアウトできるので、商品が動かないようにガッチリ梱包することができます
しかも中材もしっかりと2枚入っているので、厚みがあるものでも2枚の中材を使えば問題無く梱包することができます。
その他材料の詳しい使用方法などは、梱包の解説をしながら詳しく説明していきたいと思います。
外箱は高さに注意して選ぶ
外箱は段ボールでもいいですが、ヤフオクで送る場合には安っぽくなってしまうので、少し高級なボール紙の箱を用意しました。(写真のものは300円くらいです)
箱の大きさですが、選ぶ際には厚さに注意する必要があります。
ウレタン材は4枚重ねて使う場合は約13cmの厚さがあるので、この場合は箱の内側の高さが12cm〜13cmのものを選ぶ必要があります。
これより小さすぎると蓋が閉まりませんし、大きすぎると隙間ができて輸送時に中身が動いてしまう危険性があります。
もし中材を1枚しか使わない場合は、ウレタン材の厚さは約10cmになりますので、この場合は高さが9cm〜10cmくらいの箱を選びましょう。
ちなみに幅と奥行きについては、ウレタン材を箱の大きさに合わせてカットすればいいので、ウレタン材よりも小さいサイズならどんな大きさでも大丈夫です。
梱包手順
それでは梱包の手順を解説していきます。
[手順1]ウレタンを外箱の大きさに合わせてカットする
まずはウレタン材を箱の大きさに合わせてカットします。
中材は元から切れ目が入っているので手で簡単にカットできますが、波形のウレタン材は切れ目がないので、カッターとカッターマットを使ってカットします。
[手順2]パーツに合わせて、中材に穴をあける
次に梱包するガンプラに合わせて手で中材をカットしていきます。
全てのパーツに合わせて中材のカットが完了するとこんな感じです。
ガンプラ本体の中央奥に2段目の穴が空いているのは、ここにアッガイのランドセル部分を収めるためです。
中材が2枚あることで、このように2段階で穴をあけることができるので、よりしっかりとガンプラを固定することができます。
実際に発送するアッガイをここで一度入れて、穴の大きさを確認しました。
穴は各パーツのおおきさよりも一回り大きく開けてありますが、これは後の工程でパーツをレンズクリーナーで包むので、その分のマージンを考慮しての隙間になります。
[手順3]ウレタン材を箱に収める
発送するガンプラがしっかりと穴に収まったらウレタン材を箱に収めます。
一番底に波形のウレタンを敷いてから、中材のウレタン2枚を入れます。
[手順4]各パーツをレンズクリーナーで包んで収納する
ウレタン材の表面はスポンジのようになっているので、結構荒いです。
ラッカー塗料なら塗膜が頑丈なので、そのままガンプラを詰めても塗膜か剥がれたり傷ついたりなどすることは無いと思いますが、一応念には念を入れて各パーツをレンズクリーナーで保護して梱包していきます。
写真のものは100均で買ってきたものですが、品質は十分です。
レンズクリーナーは簡単に言うとメガネ拭きなので、100均の老眼鏡などが置いてあるコーナーで入手できます。
ガンプラの本体は大きくてレンズクリーナーでは包めないので、写真のように中に敷いていき、最後に本体を入れるようにします。
細かなパーツはそれぞれをレンズクリーナーで包みながら梱包していきます。
全てのパーツを入れるとこんな感じ。
本体のまわりはレンズクリーナーをハサミで丁度いい大きさにカットしながら、まわりを囲っていきます。
本体には蓋のウレタンが直接当たらないように、上から1枚レンズクリーナーを被せておきます。
最後に蓋のウレタン材を敷きます。
がここで問題が発生!!
なんとウレタンが少しはみ出ていて蓋が閉められません!
高さが12cmの箱を買ってきたのですが、念のため箱の内側の高さを測ったら11.5cmほどしかありませんでした。
やはり高さが12cm未満の箱だと蓋が閉められないので注意してください!
急遽ホームセンターで薄いウレタン材を追加購入して代用しました。
箱の高さを誤るとこのように余計な出費が嵩むので注意しましょう。
薄いウレタン材のおかげで無事に蓋を閉められました!
蓋の中央にはインクジェット用の透明ステッカーを使い、中身が分かるように「MSM-04 ACGUY」の表記を入れたステッカーを貼り付けました。
プラモデル以外の付属品の梱包にも使える
写真のように展示ベースなどを同封する場合でも今回のウレタン材を活用してしっかりと梱包することができます。
梱包するものに合わせて簡単にウレタン材をカットできるので、とても便利です。
(※パネル類は写真の状態からパネル面を保護するために大きいフェルト生地で保護してから梱包します。)
最後は防水にするため梱包用フィルムとプチプチで包む
ガンプラの基本梱包が完了したら、その箱を防水にするために梱包フィルムを巻いて、さらにプチプチで包装します。
それを配送用の段ボールと緩衝材を使い梱包して完了です。
これだけ厳重に梱包すれば、配送中に相当な扱いを受けない限りガンプラ本体までダメージが及ぶことは少ないと思います。(※ただし、絶対は保証できませんが。)
問題は梱包費が嵩むこと
今回は梱包材を全ていちから揃えましたが、梱包材料費だけで3,000円以上かかりました。
なので落札価格が20,000円未満くらいの作品で同じ梱包方法を使うと、かなり経費を圧迫さるのがネックです。
梱包費を別で請求したくなるところですが、ヤフオクの現在の既定では運送会社の送料の実費以上を落札者に請求することは禁止されています。
ただ、中には配送料を全国一律で3,000円などに設定している出品者もいるようなので、このあたりはグレーな部分もあるかもしれません。
(※私はヤフーシステム内のヤフネコ料金しか請求していません。)
- ウレタン材/1,500円
- 梱包箱/300円
- レンズクリーナー6枚/600円
- 梱包フィルム/500円
- プチプチ/500円
- 配送用段ボール/200円
※上記料金は展示パネル用の梱包材を含まず
まとめ
落札者側の立場になって考えれば、結構な額で落札した商品がどのような梱包方法で配送されてくるのかは気になるところだと思います。
私などは1万円くらいのフィギュアを新品で購入するだけでも心配になるので、数万円を支払う落札物なら梱包方法が心配になるのは当然です。
そういった意味ではしっかりした梱包をするのは落札してくださる方に対しての礼儀でもあり、出品時のアピールポイントにもなります。
仕上がった作品を安全に送りたい方は、ぜひ今回の梱包方法を参考になさってみてください。