【ガンプラ改造】円柱状のパーツにキレイにスジ彫りをする方法
うぅ〜〜〜ん。。。
どうしたの??
今ズゴックの腕のパーツにぐるりと1周スジ彫りをしようとしてるんだけど、パーツも小さくてガイドテープを使ってスジ彫りしようとすると作業がしにくいんだよね。。。
そうなの?
でもキレイにスジ彫りしたいなら、やっぱりガイドテープでスジを引くしかないんじゃない??
困っておるようじゃな。
あっ!神さま!久しぶりの登場!
今回のような円柱状のパーツにはトースカンを使うとかんたんにスジ彫りができるんじゃ。
特別に道具と手順を解説してやろう。
トースカンてなに?
トースカンとは支柱にけがき針が取り付けられたもので、任意の高さに針先を設定することで、工作物に水平線を引いたりできる道具です。
実際のトースカンにつけられているケガキ針はスジ彫りに向かないので、今回は模型用のスジ彫りツールをトースカンのように使う方法を解説していくぞよ。
目次
使用する道具
- 卓上バイス
- BMCタガネ
- 高さ調整用の木材
卓上バイスはある程度重さがあり、ガッチリしたものの方が安定して作業ができます。
BMCタガネは任意の太さのものでOKです。今回は0.2mmのものを使用します。
高さ調整用の木材は作業時にパーツの高さを調整するのに使用します。詳しい使い方は作業時に解説します。
作業中にタガネの針が折れたりする危険性もあるので、必ず安全ゴーグルをして作業をするように!
スジ彫りの作業手順
[手順1]BMCタガネをバイスに設置する
まずはBMCタガネをバイスの右側から刃が出るようにして設置します。
あまり居ないと思いますが、左利きの方は逆側に刃を出した方が作業がしやすいと思います。
バイスから飛び出したタガネ部分が短すぎると、作業時に刃に負荷がかかりすぎてしまうので、少し持ち手部分を出すことでたわみをつくって作業時の力を吸収するようにします。
また、バイスの挟む部分には薄手のスポンジかゴムマットを貼り付けて、タガネを保護するようにしています。
写真のバイスには厚さ3mmくらいの粘着性スポンジマットを貼り付けていますが、バイスに圧力をかければしっかりとタガネは固定されます。
[手順2]パーツを横に置いて刃先を微調整
横から見たところです。
バイスの右側には高さ調整用の木材を置いてパーツがタガネの真横に来るように調整します。
パーツをタガネの刃先に合わせてみて、刃が任意の高さにくるようにタガネを上下させながら微調整していきます。
刃が斜めに入ってしまうとスジが汚くなってしまうので、しっかりと垂直に刃が入るように調整します。
[手順3]パーツを刃に斜めに当ててスジを彫る
刃の微調整が完了したら、パーツに刃が斜めに当たるようにしてパーツをクルクル回してスジを彫っていきます。
最初は刃がズレないように、力を入れず刃でパーツをなぞるように根気よくスジを彫っていきます。
ある程度スジが引けたら少し刃を立て気味に当たるようにすれば、より切削力が向上します。
スジ彫り完成!!
写真のように複数のパーツがある場合でも、ガイドテープを使うよりも正確な高さでスジが彫れます。
今回のようなズゴックの腕パーツはもちろん、タンクなどの円柱型のパーツに同じ高さでスジ彫りしたい場合にはおすすめの手法です!
どうじゃ。位置や線もズレずキレイにスジが彫れたじゃろ。
タガネのセットさえ完了すれば、パーツを回すだけでスジが彫れるから、私みたいな初心者でもかんたんに実践できそうね!
おぉ〜〜〜!!これでかんたんキレイにスジが彫れる!
神さまありがと〜〜〜!
いかがでしたか?
円柱状のパーツにスジを彫る際には、ぜひ参考にしてみてください!