【完成作品】ソビエト陸軍 中戦車 T34/76 1941年型 鋳造砲塔(タミヤ・1/48)
こんにちは!管理人のシノです!
今回は、タミヤのT34/76の冬季迷彩仕様が完成したので、写真で作品を紹介していきます!
今回はエアブラシを使わずに筆塗りだけで塗装をしたのよね。
筆だけでどんな仕上がりになってるかちょっと楽しみね。
今回の制作テーマ
エアブラシやスプレーを使わず、筆塗りのみで仕上げる
今回は制作において、下記の条件で制作を行いました。
- エアブラシ・スプレーなどは不使用。筆塗りのみで塗装する。
- 溶剤臭の強いラッカー塗料は使わない。
- 手間のかかる改造などはしない。
プラモデルの基本に立ち返り、とにかく簡単で手軽に誰でも作れる模型作りを目指しました。
今回の制作でエアブラシなどの高価な設備がなくてもAFVモデルは楽しめるということが、読者の皆様に伝われば嬉しいです。
今回T34/76は全4回の連載記事で、制作や塗装の工程を詳しく解説しています。
ぜひ一緒にご一読ください!
T34/76の制作記はこちら
完成品紹介
今回制作したのはタミヤの1/48スケール
今回制作したキットはタミヤのミリタリーミニチュアシリーズ・T34/76(1/48スケール)です。
今回キットはストレート組みで作りましたが、パーツ数もそれほど多くなく、とても作りやすいキットでした。
完成させると写真のようにかわいい手のひらサイズになります。
1/48は大きさが手ごろで、飾るときも場所を取らないので大好きなサイズです。
ダイカストシャシー(金属シャシー)のため、手で持ってみるとズッシリしていてとても重量感があります。
アクリルガッシュを使った冬季迷彩
今回は下地色はタミヤのアクリル塗料「ダークグリーン2」で行いましたが、上塗りの冬季迷彩はアクリルガッシュという絵の具を使いました。
アクリルガッシュは下地を隠す力がとても強く、乾くと耐水性になります。
仕上がりも非常にマットな質感になるため、AFVをはじめとしたミリタリーモデルにはすごくおすすめです。
模型用のアクリル溶剤を少量加えて使用すれば、食いつきもとてもよくなります。
木製ボックスは表面に木目を掘ってディテールアップ
木製ボックスはキットのままだと表面がツルツルだったので、表面にキズを入れて木目を再現しました。
木目彫りには特別なツールは必要なく、デザインナイフの背の部分を何度も走らせるだけで、簡単に木目っぽくすることができます。
グリルの網目にはMrウェザリングカラーを流し込み
車体上部のグリル部分にはMrウェザリングカラーのマルチブラックを流し込み、最後に冬季迷彩で使用したアクリルガッシュで網の凸部分をドライブラシして仕上げました。
エッチングなどを使わなくてもある程度網目を再現することができました。
履帯と牽引ワイヤーの錆にはガイアカラーエナメルの「赤サビ」を使用
予備履帯の錆表現にはガイアカラーのエナメル[赤サビ]を使用しました。
[ブラックで塗装]→[ガンメタルをドライブラシ]→[赤サビをドライブラシ]の順番で塗装しています。
マフラー部分の煤汚れにはタミヤ ウェザリングマスターBの「スス」を使用
マフラーの排煙部分の煤汚れにはタミヤ ウェザリングマスターBのススを使用しました。
汚れを強めに付けるために、ウェザリングマスターをエナメル溶剤で少し溶かしたものを筆で擦り付けて仕上げました。
砲身先端の煤汚れにも同じウェザリングマスターを使用しました。
足回りの泥汚れにはMrウェザリングペーストを使用
今回、足回りの泥汚れにはMrウェザリングペーストを使いました。
雪解けの湿った感じを出すためにウェザリングペーストのウェットクリアーを混ぜて使用しています。
車体下部には多めにウェザリングペーストを乗せました。
今回はマッドホワイトとマッドブラウンの2色を重ねて使用し、汚れに深みが出るようにしています。
フェンダー上など、車体にもウェザリングペーストを乗せて汚しています。
専用の薄め液で希釈して筆で乗せていくだけで、簡単に泥や土汚れが再現できるので、おすすめです!
アンテナは伸ばしランナーを設置
アンテナは手軽に再現できるように余ったランナーを火で伸ばしたものを瞬間接着剤で設置しています。
今回はジオラマ風の展示台も一緒に制作しました
今回は冬季迷彩の車体に合わせて雪道のジオラマ展示台も一緒に制作しました。
土のテクスチャで使用した[Mrウェザリングペースト]以外はほぼ100円均一で揃えた素材で制作しています。
雪の表現には重曹を使用
雪の表現には重曹を使用しています。
重曹を水溶きボンドで溶いたものを盛り付けています。
土のテクスチャにはMrウェザリングペーストを使用
土の部分の表現には、車体の泥汚れでも使用したMrウェザリングペーストを使用しています。
土台を100均の石膏粘土で成形した後に、上からMrウェザリングペーストのマッドブラウンを乗せました。
藁のように見えるものは100均の刷毛の毛先をナイフで切ってちりばめています。
各方向からの全体写真
まとめ
いかがでしたか?
今回はすべての塗装工程を筆で完結させましたが、エアブラシやスプレー塗装にはない表現や手軽さを楽しみながら制作を進めることができました!
筆塗りならエアブラシとかの高価な機材も必要ないから、私みたいな初心者でも手軽に楽しめるのが魅力ね!
エアブラシを持っていないあなたも、ぜひ筆塗で戦車模型づくりにチャレンジしてみてください!