【T34/76】筆塗りで戦車模型をつくろう Part.3 汚し塗装・ウェザリング編(タミヤ・1/48・制作記)
こんにちは!
引いて、媚びて、省みる漢、シノです!
連載記事でお送りしている「筆塗りで戦車模型をつくろう!」
第3回の今回は、基本塗装が完了した車体に汚し塗装(ウェザリング)を施す手順を解説していきます!
使用する塗料の種類や、塗装の手順などを詳しく解説していくので、ぜひあなたの模型製作のヒントにしてください!
前回の記事で、冬期迷彩までの基本塗装が完了したのよね。
この真っ白な車体がどういう手順で汚れていくのか、すごく楽しみね!
【T34/76】筆塗りで戦車模型をつくろう Part.2 基本塗装〜冬期迷彩編(タミヤ・1/48・制作記)
目次
今回の記事で使用する道具と塗料
塗装に使う道具
道具名 | 写真 | 説明 |
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ナイロン筆 (中太〜細目) |
履帯や転輪に泥汚れの塗装を施すのに使用します。 全体を大雑把に汚すための中太〜ある程度細かな箇所を汚せる細目くらいまでで、太さ違いで複数本あると作業効率が上がります。 タミヤの「モデリングブラシHF スタンダードセット」が太さ違いの3本セットになっており、価格も安いのでおすすめです。 Amazonで探す |
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面相筆 (動物毛・極細で少し高価なもの) |
細かなサビの描き込みをしたり、リベットや凹モールドへのスミ入れ作業で使用します。 細かな描き込み作業は、筆の善し悪しで仕上りが大きく左右されます。 その他の筆は安いものでも問題ありませんが、極細の面相筆はで最低でも500円以上はする少し高価なものを1本準備するようにしましょう。 Amazonで探す |
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撹拌棒 | 瓶入塗料をかき混ぜるのに使用します。 模型用塗料は瓶の底に顔料が溜まりやすく、しっかり撹拌しないと本来の色やつや消しの質感が出せないことがあります。 しっかりと撹拌できるように先がへら状になった専用の撹拌棒を用意しましょう。 Amazonで探す |
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梅皿 | 梅の花びらのような形に7分割された陶器製の塗料皿です。 汚し塗装など少量の塗料を取り出して塗装する際には、複数の色の塗料を少量ずつ出せるので便利です。 Amazonで探す |
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紙パレット | 撥水加工された紙が30枚ほどセットになった紙製の平たいパレットです。 少量の塗料を混色したり、テーブルが汚れないように塗料皿の下敷きにしたりと、1枚あるととても便利です。 あれば便利ですが、上の梅皿だけでも作業できますので、どちらか1つあればOKです。 (※牛乳パックを開いて洗ったものでも代用できます。) Amazonで探す |
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スポイト | 塗料を薄める際に、ボトルから薄め液を吸い上げるのに使用します。 今回は水性アクリル溶剤用に1本。エナメル溶剤とウェザリングカラー用溶剤の2種共用に1本。合計2本のスポイトを準備しましょう。 Amazonで探す |
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綿棒 | 汚し塗装の際に、汚れを強く乗せすぎた時など、余計な塗料を拭き取るのに使用します。 一般の綿棒だと、繊維くずが出て塗装面に付着してしまうことがあるので、毛羽の出にくい模型用の綿棒がおすすめです。 写真のような先が少し尖ったものの方が、細かな箇所の拭き取りもできて便利です。 Amazonで探す |
塗装に使う塗料
道具名 | 写真 | 説明 |
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タミヤ 水性アクリル塗料 フラットブラウン (XF-10) |
車体へのサビの描き込みに使用します。 Amazonで探す |
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タミヤ 水性アクリル塗料 ガンメタル (X-10) |
履帯や排気マフラーなどの金属表現に使用します。 Amazonで探す |
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Mrウェザリングカラー (WC01) マルチブラック |
エンジングリルの穴部分の塗装で使用します。 Amazonで探す |
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Mrウェザリングカラー (WC02) グランドブラウン |
スミ入れなどの汚し塗装に使用します。 Amazonで探す |
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Mrウェザリングカラー (WC04) サンディウォッシュ |
車体のフィルタリングや、フェンダーまわりの砂汚れに使用します。 Amazonで探す |
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タミヤ エナメル塗料 スモーク(X-19) |
サビの滲み汚れの表現に使用します。 Amazonで探す |
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タミヤ エナメル塗料 クリアーオレンジ(X-26) |
サビの滲み汚れの表現に使用します。 Amazonで探す |
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ガイアカラー エナメル 赤サビ(No51) |
排気マフラーや予備履帯の赤サビの表現に使用します。 Amazonで探す |
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Mrウェザリングペースト (WP01) マッドブラウン |
履帯や車体の泥汚れの表現に使用します。 Amazonで探す |
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Mrウェザリングペースト (WP02) マッドホワイト |
履帯や車体の泥汚れの表現に使用します。 Amazonで探す |
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Mrウェザリングペースト (WP03) ウェットクリアー |
泥による水に濡れた表現に使用します。 Amazonで探す |
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アクリルガッシュ ホワイト |
エンジングリルの編み目に使用します。 Amazonで探す |
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タミヤ ウェザリングマスター Bセット |
排気ガスから出たスス汚れの表現に使用します。 Amazonで探す |
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鉛筆(Bより濃いもの) | 車体の角などにこすり付けて金属感を出すのに使用します。 固すぎると車体に付きにくいので、Bよりも軟らかいものが理想です。 Amazonで探す |
塗料の希釈に使う薄め液
道具名 | 写真 | 説明 |
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タミヤ アクリル塗料溶剤 |
タミヤの水性アクリル塗料を薄めるために使用します。 Amazonで探す |
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タミヤ エナメル塗料溶剤 |
タミヤのエナメル塗料を薄めるために使用します。 ガイアカラーのエナメル塗料「赤サビ」を薄めるのにも使用できます。 Amazonで探す |
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Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液 | 汚れ塗装で使用するMrウェザリングカラーと、Mrウェザリングペーストを薄めるのに使用します。 Amazonで探す |
その他、あると便利なもの
道具名 | 写真 | 説明 |
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プラスチックスプーン | 実際の塗装作業の前に、汚し加減などを確認したり、練習したりするのに使用します。 100円均一で15本入くらいのものもありますが、コンビニでデザートなんかを買った時に付けてもらうのも手です。 Amazonで探す |
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ツールクリーナー | 塗料皿や筆の洗浄に使用します。 水性アクリル塗料でも、油性のエナメルやウェザリングカラーでも、キレイに洗浄することができます。 (※ただし、強烈な溶剤臭がするので、使用の際はご注意ください。) Amazonで探す |
リベットや凹モールドへのスミ入れ
スミ入れに使用する塗料はMrウェザリングカラー
スミ入れの塗料として使用するのは、クレオスから販売されている「Mrウェザリングカラー/グランドブラウン」です。
この塗料は名前の通りウェザリングで使いやすく調整された塗料です。
エナメル塗料のように塗装後に溶剤で拭き取ることができるので、スミ入れやウォッシングなどで活躍してくれます。
もしタミヤのエナメル塗料をお持ちの方は、そちらで代用しても問題ありません。
色としてはブラウン(X-9)にフラットブラック(XF-1)を加えて、暗めのブラウンに調色すると丁度いい色味になると思います。
Mrウェザリングカラーは匂いが抑えられていて快適
通常、スミ入れや汚し塗装ではタミヤなどのエナメル塗料を使用することが多いですが、今回Mrウェザリングカラーを選んだ理由は、臭いが圧倒的に少ないことです。
タミヤのエナメル塗料は石油系の臭いがけっこうしますが、Mrウェザリングカラーはかなり臭いが抑えられており、快適に塗装作業ができます。
塗料の希釈には「Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液」を使う
この塗料には「Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液」という専用の薄め液があります。
今回は塗料を希釈して使用するので、これから購入する方は忘れずに一緒に購入しておきましょう。
塗料を希釈して面相筆でスミ入れする
塗料は塗料皿に出してから専用の薄め液を加えて希釈します。
[塗料:1]対[薄め液:1]の割合で薄めて使用します。
ここから先の汚し塗装では、少し高価な面相筆を使おう
基本色の塗装では、全体的にざっくりと塗装ができれば良かったので、1本100円〜200円くらいの筆を使ってきました。
しかし、ここから先の汚し塗装では、如何に緻密に描き込んでいくかで、仕上りが大きく左右されます。
安い面相筆だと筆先のまとまりが悪かったりして、思ったような書き込みができません。
より緻密な仕上りをめざすために、1本でいいので少し高価な極細の面相筆を用意しましょう。
価格的には500円〜1,000円くらいのものを1本持っていれば、快適に作業ができると思います。
リベットやスジ彫りへのスミ入れ作業
薄めた塗料をスジ彫りや凹モールド、リベットや手すりの付け根などに流し込んでいきます。
筆に塗料を含ませすぎると塗料が広がりすぎてしまうことがあるので、塗料皿に筆を浸けたら必ず皿のふちでこすようにしましょう。
塗料を含ませた筆をモールドのスミに乗せると、自然と塗料が広がっていきます。
入れ忘れがないように、車体の隅々までスミ入れをしましょう。
スミ入れ前とスミ入れ後の違いはこんな感じです。
スミ入れをしたことでリベットなどのモールドが際立つようになりました。
スミ入れはブラックの塗料でもいいですが、今回のようなブラウン系の方がより古びた感じを演出できるので、こちらの方が個人的にはおすすめです。
転輪まわりは、記事の後半で泥汚れを付けていきますが、一応ここにもスミ入れを施しておきました。
車体全体の比較です。
全体に錆びっぽい色味が入ったことで、少し古びた印象になりました。
グリルの編み目の表現
ウェザリングカラーのマルチブラックでグリルを塗装
グリルの部分はMrウェザリングカラーのマルチブラックを面相筆で流し込んで塗装します。
もしグリルの外に塗料がはみ出てしまったら、ウェザリングカラー専用うすめ液を含ませた綿棒で拭き取りましょう。
編み目を出すために、アクリルガッシュでドライブラシ
ブラックを塗装しただけだと、編み目まで真っ黒になってしまい質感がいまいちなので、ドライブラシという手法で編み目を強調してみたいと思います。
ちなみに、作業は流し込んだブラックが完全に乾いてから行なうようにしましょう。
手順としては下記のような感じです。
- アクリルガッシュタミヤの水性アクリル溶剤で少し薄める
- 筆に絵具を含ませる
- 筆に含ませた絵具をティッシュなどで8割くらい拭き取る
- 筆の絵具が半乾きになったところで、編み目に筆を擦り付ける
編み目の奥まで白くなってしまうと、ブラックで塗装した意味がなくなってしまいます。
編み目の奥に筆が入ってしまわないように、筆の腹(筆の横側)あたりを凸モールドの頂点に擦り付けるのがコツです。
アクリルガッシュとは
アクリルガッシュとは、隠蔽力が強い水性絵具です。
1つ前の記事の基本色塗装編で冬期迷彩を施す際に使用しています。
詳しい特性の解説はそちらの記事で解説しているので、ぜひ一緒にご一読ください。
今回の冬期迷彩塗装は、アクリルガッシュという絵具を使って塗装をしました。
詳しい塗装方法は連載記事の第2回で紹介しているので、ぜひ一緒にご一読ください!
【T34/76】筆塗りで戦車模型をつくろう Part.2 基本塗装〜冬期迷彩編(タミヤ・1/48・制作記)
車体にフィルタリングを施し、深みを出す
Mrウェザリングカラーのサンディウォッシュを薄めて使用
次はMrウェザリングカラーのサンディウォッシュを使って、車体全体にフィルタリングを施していきます。
フィルタリングとはその名の通り、1枚フィルターをかけたように車体全体を薄く汚す作業です。
これにより、車体全体により深みを出すことができます。
Mrウェザリングカラーは最初から薄めに希釈されています。
しかし今回は冬期迷彩により車体の基本色が白になっているので、そのまま希釈せずにフィルタリングすると色が強く出過ぎてしまいます。
フィルタリングでは、そこまで強く色を出したくないので、今回は[塗料:1]対[薄め液:2]の割合で希釈したものを使用していきます。
車体へのフィルタリング作業
塗料をしっかりと希釈したら、細目の面相筆を使って車体に塗料を乗せていきます。
塗料はかなり薄くなっているので、一度塗料を乗せただけではほんの少ししか色が乗りません。
もっと強く色を出したい箇所はある場合は、1回目に乗せた塗料が乾いた後に、再度塗料を乗せていくようにします。
色を強く出したい箇所は、濃いめの塗料1回で塗装してしまった方が楽な気がすると思います。
しかし、薄い塗料を2〜3回重ね塗りした方が塗料の乗っているところと乗っていない所の境界がぼけるため、より自然な仕上りにすることができます。
少々めんどうですが、手間をかけて重ね塗りしていくように心がけましょう。
それから、全体を均一に汚していくと、全体が黄色っぽくなってしまうので、塗料を乗せずに白いままの箇所を残して、メリハリを出すようにしましょう。
あまりやりすぎると全体が黄色くなってしまうので、要所をしぼって仕上げるようにします。
もし色を乗せすぎた場合は、ウェザリングカラー専用うすめ液を染み込ませた綿棒で塗料を拭き取って調整します。
ウェザリングカラーは乾燥するとエナメル塗料よりも拭き取りがしにくいので、なるべく塗料が完全に乾く前に拭き取るようにしましょう。
ウォッシングじゃだめなの?
プラモデルづくりに詳しい方は、「わざわざ面相筆で車体全体をフィルタリングするなら、ウォッシングしちゃった方が早くない?」と思われた方も多いと思います。
ウォッシングとは薄めたエナメル塗料やウェザリングカラーを車体に満遍なく塗り付け、乾く前に綿棒やウエスで余分な塗料を拭き取る手法です。
実は私も最初はサンディウォッシュをつかってウォッシングをするつもりでいました。
しかし、事前にプラスプーンを使って実験した結果、ウォッシングでは車体全体が黄色くなってしまい、理想の仕上りにはなりませんでした。
これは、冬期迷彩でつかったアクリルガッシュのつや消し具合が強く、ウォッシングをしてしまうと、アクリルガッシュの粒子の間にサンディウォッシュが残ってしまい、拭き取っても黄色味が残ってしまうのが原因と思われます。
これだと白い部分を残すことができず、理想の冬期迷彩の質感にはほど遠い仕上りになってしまったため、今回は手間をかけてフィルタリングをすることにした次第です。
錆の描き込み
使用する塗料はタミヤ 水性アクリル塗料「フラットブラウン」
次は水性アクリル塗料を使って、錆を描き込んでいきます。
使用するのはタミヤのフラットブラウン(XF-10)です。
筆は、極細の面相筆を使って描き込んでいきます。
錆の描き込み作業は、とても細かな描き込みになるので、筆の善し悪しで仕上りが大きく左右されます。
ここでの作業は価格が高めのしっかりした面相筆を使うようにしましょう。
スケール感を意識して、緻密に描き込んでいく
今回は塗料を乗せた箇所がボケてしまわないよう、クッキリ発色させたいので、塗料は薄めずに使用します。
粘度が高すぎる場合でも、薄め液は数滴加える程度にしておきましょう。
今回は、水性アクリル塗料を使っているので、エナメル塗料のように失敗しても後から拭き取ることができません。(乾く前ならある程度は拭き取れます)
やりすぎると修正ができないので、全体のバランスを確認しながら慎重に描き込んでいきます。
エナメル塗料で描き込んじゃだめなの?
実はこの錆の描き込みの後に、エナメル塗料を使って再度別の色でのフィルタリングを施します。
今回の錆の描き込みをエナメルで行なってしまうと、この後のフィルタリング作業の時に書き込んだ錆の箇所が溶けて、境界がボケてしまったり、流れて消えてしまったりする恐れがあります。
フィルタリング時にエナメル溶剤の影響を受けない水性アクリル塗料を使っておけば、塗料の溶け出しを気にせずフィルタリング作業を進めることができる訳です。
描き込む時のコツですが、写真左のように筆に含ませた塗料をそのまま車体に乗せるとスケールオーバーな感じになってしまいます。
写真右は一度筆に含ませた塗料をティッシュなどで一度拭き取り、半乾きになった筆先を擦り付けた場合の仕上りです。
このようにあえて塗料を擦れさせながら塗料を乗せた方が、1/48という小さなスケール感に合った仕上りになります。
錆びやすそうな箇所を意識して描き込む
錆は実際の使用感などを意識しながら、実際に錆が発生しそうな箇所を想定して描き込んでいきます。
要所を絞って描き込んでいくことで、よりリアルな使用感を演出することができます。
- 塗料が落ちやすそうな角の部分
- 水やゴミが溜まりやすそうな逆角(凹)部分
- 開閉などがあるハッチまわり
- 兵士に踏まれることが多そうな砲塔上面や手すり
- 砂や泥汚れによる腐食が早そうなフェンダーまわり
- グリルなどの線が細い箇所
上記のような箇所を意識しながら、面相筆で根気よく錆びの感じを描き込んでいきます。
水の流れを意識して、雨垂れを描き込む
雨による腐食が進むと、錆を含んだ水滴が下に流れて車体を汚していきます。
雨が車体の上から下へ流れる方向を意識して、雨垂れによる汚れも一緒に描き込んでおきましょう。
これで、より経年による汚れを演出することができます。
描き込み方は擦れた感じになるように、半乾きになった筆を擦り付けながら、徐々に描き込んでいきましょう。
足回りにも忘れずに描き込み
足回りにも忘れずに錆を描き込んでおきます。
転輪の細かなリベットまわりには、少し薄めた塗料をスミ入れの要領で乗せるようにしています。
錆の描き込み完了
全体に錆を描き込んで作業完了です。
錆を描き込んだことで、かなり使い込まれた印象になりました。
今回は長く使い込まれた車両にしたかったので、かなり強めに錆を描き込みましたが、少しやりすぎたかもしれません。。。
時々全体を落ち着いて観察しないと、気がついたら錆だらけになってることもあるので、時々休憩がてら全体を見渡すように心がけましょう。
錆に深みを出すためのエナメル塗装
使うのはクリアー系のエナメル塗料
錆の描き込みに続いて、錆のまわりに雨汚れの表現を描きたしていきます。
錆の上に雨が降って錆色に汚れた水が染みたような表現を描き込んでいきます。
使用するのはタミヤのエナメル塗料になります。
[クリアーオレンジ:1]対[スモーク:1]の割合で混色した塗料を、エナメル溶剤で2〜3倍ほどに薄めたものを使用します。
錆が発生している箇所のまわりに、染み出したように描き込みをする
錆が多く出ている箇所のまわりや、重力で雨しずくが下に垂れる箇所などに、先ほど作った塗料を塗り重ねていきます。
淡くぼかしたい箇所には薄めに溶いた塗料を。
少し強めに汚れを出したい箇所には濃いめの塗料を乗せるようにします。
今回の工程は、あまりやりすぎると全体がオレンジ色になりすぎてしまうので、錆の雫が発生しやすそうな箇所に絞って描き込みをしていきます。
錆のまわりにじんわりとオレンジが入ったことで、錆表現に深みを足すことができます。
クリアーオレンジを部分的に重ねたことで、汚れにより深みを加えることができました。
履帯・転輪の泥汚れと金属表現
これから履帯に泥汚れを付けていくけど、ウェザリングペーストを使うのが初めてで少し作業が迷走してるので、あんまり参考になんないかもです。。。
泥汚れに使用するのは「Mrウェザリングペースト」
今回汚しに使用していくのは、クレオスから発売されている「Mrウェザリングペースト」です。
カラーは[WP01/マッドブラウン]と[WP02/マッドホワイト]の2色を使用します。
[WP03/ウェットクリアー]はウェザリングペーストを雨で濡れたような仕上りにするために使用します。
ペーストの粘度調整には[Mrウェザリングカラー専用うすめ液]を使用します。
Mrウェザリングペーストは、その名の通りペースト状になっており、乾燥すると写真右のようにマッドでざらついた質感に仕上がります。
汚したい箇所に塗るだけで簡単に泥汚れを再現することができます。
また[WP03/ウェットクリアー]を混ぜたり、上から重ね塗りしたりすると濡れて湿った泥の表現もすることができます。
Mrウェザリングペースト (WP01) マッドブラウン |
履帯や車体の泥汚れの表現に使用します。 Amazonで探す |
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Mrウェザリングペースト (WP02) マッドホワイト |
履帯や車体の泥汚れの表現に使用します。 Amazonで探す |
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Mrウェザリングペースト (WP03) ウェットクリアー |
泥による水に濡れた表現に使用します。 Amazonで探す |
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Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液 | 汚れ塗装で使用するMrウェザリングカラーと、Mrウェザリングペーストを薄めるのに使用します。 Amazonで探す |
薄めたマッドホワイト(WP02)を薄く塗り広げる
まずは、Mrウェザリングペーストのマッドホワイトを塗料皿で3倍ほどに薄めて、通常の塗料くらいのシャバシャバな状態にします。
それを筆に取って履帯や転輪まわりに塗りたくっていきます。
泥汚れなので、塗料を均一に伸ばすよりも、あえてムラができるよう意識して塗るようにします。
塗料が乾燥すると写真のような泥汚れの仕上りになります。
Mrウェザリングペーストは今回初めて使用しましたが、筆で塗るだけでこの仕上りは、ものすごく手軽でいいですね!
乾燥地帯の土ぼこりっぽい汚れならこれだけで仕上げでもいいと思います。
ただ、今回は雪が残った湿った土汚れを表現したいので、このマッドホワイトによる汚れは、あくまで汚れの下地になります。
マッドブラウン(WP01)を上塗りする
続いてMrウェザリングペーストのマッドブラウン(WP01)を上塗りしていきます。
試しに原液のペースト状のまま塗り付けていったら、どんな仕上りになるのか気になったので、今回は薄めずそのまま筆で塗り付けてみました。
すると写真のようにかなり分厚い泥汚れの状態になりました。
雨でぬかるんだ農村地帯を走ってきた感じみたいな仕上りですね。
しかしちょっと土汚れが強すぎて、自分で当初イメージしていた汚れ方と違うので、少し汚れを弱くしていきます。
う〜ん。じーちゃんの家にあった田植え用のトラクタとか、こんな感じの汚れ方だった気がする。
なぜウェザリングペーストを2色重ねるの?
ウェザリングペーストは、もちろん1色のみでも汚し塗装は可能です。
しかし、1色で使うよりも2色を重ねて使用することで汚れに変化がついて、いっそうリアルな汚れになります。
より奥行き感のある汚れを目指すなら、2色のペーストを重ねて使用する方がおすすめです。
Mrウェザリングペーストのいいところは、薄め液で拭き取りができること
ウェザリングペーストはある程度乾燥してしまった後でも、溶剤を含ませれば拭き取ることが可能です。
イメージ的にはエナメル塗料がペースト状になったような感じですかね。
今回はこの特徴を活かして汚しすぎた転輪まわりの泥を、少し落としていきたいと思います。
ウェザリングペーストを落とすには、まず専用薄め液を流して浸透させます。
次に毛足の固いナイロン筆などで落としたい泥をすくいあげます。
私は少し太めのナイロン筆を短くハサミで切ったものを使用しました。
適度に泥が落とせたら、乾燥させて完了です。
泥を落とす前はディテールが埋まってしまうほど土が付いていましたが、ほどよく落としたことでディテールがある程度復活しました。
使用状況によっては上の写真くらい汚れることもあるかもしれないので、このあたりは作る人の加減と好み次第といったところでしょうか。
金属地を出す箇所の泥を落とす
続いて、履帯に金属的な表現を加えるための下地づくりの作業に入っていきます。
履帯の地面に接するところは、泥が落ちて金属地が出ているような感じに仕上げたいので、まずはウェザリングカラー専用薄め液を含ませた綿棒で履帯の表面を擦り、凸面の泥を落としていきます。
これにより、履帯の出っ張ったところだけ、基本色で塗ったブラックが露出したようになります。
泥汚れは奥まった箇所に溜まりやすく、逆に出っ張ったところには付きにくいはずです。
なので履帯表面以外にも、履帯の横側や転輪の凸モールド部分なども、薄め液を含ませた綿棒で泥を拭き取っておきます。
泥汚れを付ける前にしっかり下地の塗装をしてあるので、部分的に泥を拭き取ってしまっても違和感なく仕上げることができます。
凸部分のみ泥を落としたので、下地の黒が出てきました。
次の項でここにメタリック塗料を乗せて、金属の質感をプラスしていきます。
ドライブラシによる金属表現
先の項で泥を落とした履帯に、ドライブラシという技法を使って、メタリックの質感を追加していきます。
使用するのはタミヤのアクリル塗料ガンメタル(X-10)とコシのある細目のナイロン筆です。
ドライブラシはその名の通り、乾いた筆を使った塗装技法になります。
まずは、筆にガンメタルを含ませたら、一度ティッシュなどを使って筆の塗料を拭き取ってしまいます。
ティッシュで拭き取ったことでほとんど乾いた状態の筆を、履帯の凸部分に筆の腹を擦り付けるようにして、メタリック塗料を乗せていきます。
金属の粒子が履帯の凸部分にふんわり乗ることで、本物の金属のような重々しい質感に仕上げることができます。
ガンメタルが乗ったことで、履帯に金属の輝きが表現されました。
転輪のリベット部分や、ホイールの凸部分などにも同様にドライブラシでメタリックを乗せました。
塗装が剥げて金属地が出た感じになり、重々しい雰囲気に仕上がりました。
ウェットクリアー(WP03)を使って濡れた表現にする
足回りは最初写真の通りマッドな質感で仕上げようかと思っていました。
しかし雪解けでぬかるんだ地面の季節に使われる冬期迷彩の車両なのに、足回りが乾いているのはやはり違和感があります。
なので、今回はこの上からMrウェザリングペーストのウェットクリアー(WP03)を使って、足回りを水に濡れたような質感にしていきたいと思います。
ウェットクリアー(WP03)は、水濡れ表現のためのクリアー塗料で、トップコート用のクリアーよりもかなり粘度が高く作られています。
その他の色のウェザリングペーストに混ぜてぬかるんだ泥をつくることもできますし、濡らしたい箇所にそのまま塗布して濡れた感じを表現することもできます。
ウェットクリアーは原液だとかなりドロッとしていて、そのままだと粘度が高すぎるので、ウェザリングカラー専用薄め液で2倍に薄めて使用します。
ウェットクリアーを薄めたら、筆に含ませて濡らしたい箇所に塗布していきます。
転輪や履帯以外にも、水で濡れやすそうな車体のお腹側や、フェンダーまわりにも同じようにウェットクリアーを塗布しておきます。
泥が跳ね上がりやすい車体の後ろ側にもしっかりウェットクリアーを塗布しておきます。
足回りが濡れたことで、雪解けでぬかるんだ土地を走破してきたような、良い感じの汚れ具合になりました!
やはり冬期迷彩の車体は濡れた足回りの方がしっくりきますね。
排気マフラーの錆の表現方法
足回りの塗装が完了したので、次は排気マフラーの塗装に移っていきます。
今回は排気の熱により酸化して錆が発生したような質感に仕上げていきたいと思います。
履帯に使った水性アクリル塗料で基本色塗装
まずは、基本色の塗装をしていきます。
最初は履帯の塗装で使った、水性アクリル塗料のフラットブラック(XF-1)を塗装します。
次に、これも履帯塗装で使用したガンメタル(X-10)をドライブラシで塗装します。
基本的な工程は、履帯塗装とほぼ同じです。
ガイアカラーのエナメル塗料「赤サビ」を使った錆表現
錆の表現にはパステルを削って塗布するなどの手法もありますが、今回はより手軽に済ませるために専用の塗料を使うことにしました。
それがガイアカラーから発売されているエナメル塗料「赤サビ」です。
錆び表現のために調整された塗料なので、表現したい箇所に塗布するだけで、簡単に赤サビを表現することができます。
恐らくピグメントが溶かされているんだと思いますがが、乾燥するとパステルで仕上げたような錆らしい粒状感に仕上げることができます。
この塗料はピグメントの粒子が瓶の底に沈殿しやすいので、撹拌棒でしっかりと撹拌してから使用するようにします。
赤サビの塗料は多く塗りすぎると、彩度の高いオレンジ色が強く出過ぎてしまうので、ガンメタルの時と同じようにドライブラシで塗り付けていきます。
撹拌した塗料を筆に含ませたら、しっかりティッシュで拭き取ってから排気マフラーに塗り付けていきます。
写真の筆先を見て頂ければわかりますが、筆はほとんど乾燥したような状態で、赤サビの粒子を排気マフラー部分に乗せていく感じです。
これで排気熱で酸化してサビサビになった排気マフラーを表現することができました!
予備履帯と機銃にもついでにドライブラシを施しておく
ガンメタルと赤サビのドライブラシ作業時に、ついでに車体後部に乗っている予備履帯と、前方の機銃の先端にも塗装を施しておきましょう。
予備履帯は排気マフラーと同じ塗装工程でサビが発生した感じに仕上げます。
機銃部分はフラットグラック塗装後に、ガンメタルでドライブラシをして仕上げています。
排気ガスにより出た煤の表現
T34/76はディーゼルエンジン(だったはず)なので、かなりの排気ススが出たはずです。
なので、排気マフラーの出口まわりに排気ススの表現をしていきたいと思います。
使用するのはタミヤのウェザリングマスターBセット
今回、排気煤の表現に使用するのは、タミヤから発売されている「ウェザリングマスター」のBセットです。
ウェザリングマスターは、男性にはあまり馴染みがないですが、女性がお化粧で使うアイシャドウがウェザリング色になったような商品です。
ピグメント(顔料)がセミウェット状になっており、付属のブラシや筆などで車体に擦り付けることで、簡単にウェザリング表現をすることができます。
今回は[スノー][スス][サビ]の3色がセットになったBセットの[スス]色を使っていきます。
エナメル溶剤を使ってスス色を乗せていく
ウェザリングマスターはそのままブラシで擦り付けるだけだと、うっすらしか汚れを乗せることができません。
今回は煤汚れががっつり付いた感じを表現したいので、より強く色が乗るようにエナメル溶剤で少し溶かした状態のカラーを乗せていきます。
手順としては、細目のナイロン筆にエナメル溶剤を含ませて、それをウェザリングマスターの上に乗せて筆に顔料を乗せます。
筆にしっかりと顔料が乗ったら、排気マフラーの出口まわりや煤煙がかかりそうな箇所に擦り付けて色を乗せていきます。
エナメル溶剤でウェザリングマスターを溶かしたことで、通常に使用したときよりも強く顔料の色を出すことができます。
これで大排気量のディーゼルエンジンから出た黒煙の汚れを表現することができました。
ついでに砲口に付いた煤汚れも塗装しておく
マフラーの煤汚れを塗装するついでに、砲撃によって付いた砲口の煤汚れも一緒に塗装しておきましょう。
ドライブラシで全体の汚れを調整する
車体全体にウェザリングペーストをドライブラシする
ここまできたら汚し塗装も最終段階です。
全体を遠目で確認して、全体のバランスを見ながら車体の汚れ具合を調整していきます。
汚しに使用するのは、履帯の泥汚れで使用した「Mrウェザリングペースト」のマッドブラウンです。
ガンメタルをドライブラシした時と同様の手順で、半乾きにしたウェザリングペーストを車体の汚したい箇所に擦り付けて、汚れを少しずつ乗せていきます。
実際に泥汚れが溜まりそうなフェンダーまわりや、凹んだ箇所などを重点的に汚すようにしていきます。
また、ほとんどの箇所をマッドブラウン(WP01)を使って汚していますが、時々マッドホワイト(WP02)を織り交ぜながら汚すことで、いっそう深みのある汚れに仕上げることができます。
サイドフェンダー上などは泥汚れが乗りやすい箇所なので、今回の作業で重点的に汚れを乗せました。
他にも車体全体に汚れを微妙に乗せることで、全体のバランスを調整しています。
このあたりの汚れ具合は、制作者のイメージに依存するところなので、自分の好きな加減で汚せばOKです。
車体に金属感を加える
先の項で、履帯と転輪にドライブラシで金属表現を加えましたが、今回は車体全体にも金属表現を施していきます。
車体に金属感を出すことで、より重量感のある印象に仕上げることができます。
ガンメタルによるドライブラシ
サビが大目に出ている箇所を中心に、ガンメタルでドライブラシを施します。
ガンメタルは履帯の金属表現で使用したものと同じ塗料と筆を使えばOKです。
筆に含ませた塗料を拭き取ってからサビの上に擦り付けることで、金属地の輝きを表現することができます。
鉛筆を使った金属表現
鉛筆を角部分に擦り付けると、鉛筆独特のキラキラした金属感を演出することができます。
車体の角の部分に鉛筆を走らせるだけなので、手軽に作業をすることができます。
あまりに固すぎる鉛筆だと芯が車体に乗りにくいので、B前後の固さのものを使用するようにしましょう。
ただし6Bなど極端に濃い鉛筆を使用すると、黒鉛ぽくなってしまうので注意しましょう。
車体の凸部分に金属感が出たことで、より重量感を演出することができました。
スパッタリングによる泥はね表現
筆先を弾いて、細かな塗料を飛ばす技法
スパッタリングとは、筆に含ませた絵具や塗料を弾いて、霧状に飛ばす技法です。
絵画などでよく使われる手法ですが、模型の汚し塗装で使用すれば、泥がはねたような表現に使用できます。
スパッタリングに使用する筆は、勢いよく弾くことができるように、コシの強いナイロン筆がおすすめです。
太さは模型の汚し塗装で使うなら細目の方がいいでしょう。
今回スパッタリングに使う塗料は、Mrウェザリングカラーのグランドブラウンを使用します。
ウェザリングカラーはもとから粘度が低いので、今回は薄めずそのまま筆に含ませます。
泥がはねやすそうな箇所を想定して、スパッタリングを施す
要らない紙などで塗料の飛び具合をある程度練習したら、車体に塗料を飛ばしていきます。
フェンダーまわりや車体の後部など、泥はねが起きやすそうな箇所に、重点的にスパッタリングを施しました。
筆で直接描き込むだけでは、ここまで細かな点は表現できないので、1/48という小さめのスケールにはうってつけの手法です。
汚し塗装完了
お疲れさまでした!
以上でT34へのウェザリング塗装は完了です!
色々な汚れを重ねていくことで、深みのある汚れ具合に仕上がったわね!
次回の記事では残りの牽引ワイヤーやライトを仕上げたり、アンテナを設置したりします。
次回の作業でいよいよ車体が完成しますので、次の投稿もお楽しみに!!
使用した塗料と道具のおさらい
最後に、今回のウェザリングで使った材料一覧を載せておきます。
ぜひあなたのウェザリング作業にお役立てください!
塗装に使った道具
道具名 | 写真 | 説明 |
---|---|---|
ナイロン筆 (中太〜細目) |
履帯や転輪に泥汚れの塗装を施すのに使用します。 全体を大雑把に汚すための中太〜ある程度細かな箇所を汚せる細目くらいまでで、太さ違いで複数本あると作業効率が上がります。 タミヤの「モデリングブラシHF スタンダードセット」が太さ違いの3本セットになっており、価格も安いのでおすすめです。 Amazonで探す |
|
面相筆 (動物毛・極細で少し高価なもの) |
細かなサビの描き込みをしたり、リベットや凹モールドへのスミ入れ作業で使用します。 細かな描き込み作業は、筆の善し悪しで仕上りが大きく左右されます。 その他の筆は安いものでも問題ありませんが、極細の面相筆はで最低でも500円以上はする少し高価なものを1本準備するようにしましょう。 Amazonで探す |
|
撹拌棒 | 瓶入塗料をかき混ぜるのに使用します。 模型用塗料は瓶の底に顔料が溜まりやすく、しっかり撹拌しないと本来の色やつや消しの質感が出せないことがあります。 しっかりと撹拌できるように先がへら状になった専用の撹拌棒を用意しましょう。 Amazonで探す |
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梅皿 | 梅の花びらのような形に7分割された陶器製の塗料皿です。 汚し塗装など少量の塗料を取り出して塗装する際には、複数の色の塗料を少量ずつ出せるので便利です。 Amazonで探す |
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紙パレット | 撥水加工された紙が30枚ほどセットになった紙製の平たいパレットです。 少量の塗料を混色したり、テーブルが汚れないように塗料皿の下敷きにしたりと、1枚あるととても便利です。 あれば便利ですが、上の梅皿だけでも作業できますので、どちらか1つあればOKです。 (※牛乳パックを開いて洗ったものでも代用できます。) Amazonで探す |
|
スポイト | 塗料を薄める際に、ボトルから薄め液を吸い上げるのに使用します。 今回は水性アクリル溶剤用に1本。エナメル溶剤とウェザリングカラー用溶剤の2種共用に1本。合計2本のスポイトを準備しましょう。 Amazonで探す |
|
綿棒 | 汚し塗装の際に、汚れを強く乗せすぎた時など、余計な塗料を拭き取るのに使用します。 一般の綿棒だと、繊維くずが出て塗装面に付着してしまうことがあるので、毛羽の出にくい模型用の綿棒がおすすめです。 写真のような先が少し尖ったものの方が、細かな箇所の拭き取りもできて便利です。 Amazonで探す |
塗装に使った塗料
道具名 | 写真 | 説明 |
---|---|---|
タミヤ 水性アクリル塗料 フラットブラウン (XF-10) |
車体へのサビの描き込みに使用します。 Amazonで探す |
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タミヤ 水性アクリル塗料 ガンメタル (X-10) |
履帯や排気マフラーなどの金属表現に使用します。 Amazonで探す |
|
Mrウェザリングカラー (WC01) マルチブラック |
エンジングリルの穴部分の塗装で使用します。 Amazonで探す |
|
Mrウェザリングカラー (WC02) グランドブラウン |
スミ入れなどの汚し塗装に使用します。 Amazonで探す |
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Mrウェザリングカラー (WC04) サンディウォッシュ |
車体のフィルタリングや、フェンダーまわりの砂汚れに使用します。 Amazonで探す |
|
タミヤ エナメル塗料 スモーク(X-19) |
サビの滲み汚れの表現に使用します。 Amazonで探す |
|
タミヤ エナメル塗料 クリアーオレンジ(X-26) |
サビの滲み汚れの表現に使用します。 Amazonで探す |
|
ガイアカラー エナメル 赤サビ(No51) |
排気マフラーや予備履帯の赤サビの表現に使用します。 Amazonで探す |
|
Mrウェザリングペースト (WP01) マッドブラウン |
履帯や車体の泥汚れの表現に使用します。 Amazonで探す |
|
Mrウェザリングペースト (WP02) マッドホワイト |
履帯や車体の泥汚れの表現に使用します。 Amazonで探す |
|
Mrウェザリングペースト (WP03) ウェットクリアー |
泥による水に濡れた表現に使用します。 Amazonで探す |
|
アクリルガッシュ ホワイト |
エンジングリルの編み目に使用します。 Amazonで探す |
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タミヤ ウェザリングマスター Bセット |
排気ガスから出たスス汚れの表現に使用します。 Amazonで探す |
|
鉛筆(Bより濃いもの) | 車体の角などにこすり付けて金属感を出すのに使用します。 固すぎると車体に付きにくいので、Bよりも軟らかいものが理想です。 Amazonで探す |
塗料の希釈に使った薄め液
道具名 | 写真 | 説明 |
---|---|---|
タミヤ アクリル塗料溶剤 |
タミヤの水性アクリル塗料を薄めるために使用します。 Amazonで探す |
|
タミヤ エナメル塗料溶剤 |
タミヤのエナメル塗料を薄めるために使用します。 ガイアカラーのエナメル塗料「赤サビ」を薄めるのにも使用できます。 Amazonで探す |
|
Mr.ウェザリングカラー専用うすめ液 | 汚れ塗装で使用するMrウェザリングカラーと、Mrウェザリングペーストを薄めるのに使用します。 Amazonで探す |
その他、あると便利なもの
道具名 | 写真 | 説明 |
---|---|---|
プラスチックスプーン | 実際の塗装作業の前に、汚し加減などを確認したり、練習したりするのに使用します。 100円均一で15本入くらいのものもありますが、コンビニでデザートなんかを買った時に付けてもらうのも手です。 Amazonで探す |
|
ツールクリーナー | 塗料皿や筆の洗浄に使用します。 水性アクリル塗料でも、油性のエナメルやウェザリングカラーでも、キレイに洗浄することができます。 (※ただし、強烈な溶剤臭がするので、使用の際はご注意ください。) Amazonで探す |