HGUCシャア専用ズゴック 開封〜パチ組みレビュー
今回はHGUCシャア専用ズゴックの開封レビューをしていくよ!
HGのズゴックは量産型カラーもあるけど、なんで赤い方にしたの?
えっ。。。
赤いプラモデルの方が作ってる時のモチベーションが3倍になるって臨床データ、ゆうなちゃん知らないの?
は?それどこの情報よ。。。
いいかげんな情報ネットで発信してんじゃないわよ。
目次
プラモデル初心者におすすめのキット内容
パーツ数の少なさと、組み立ての簡単さ、そして実売約500円ほどという安さで、プラモデル初心者にうってつけのこのキット。
キット内容や素組み内容を紹介しながら、初心者におすすめな理由を解説していきます。
ランナー数はたったの3枚 圧倒的なパーツの少なさ
ランナーは関節のポリキャップを除くとたったの3枚!
ガンプラはパーツ数の多いものだとこのランナーが15枚以上のものもざらなので、ランナーがたったの3枚というパーツの少なさは圧倒的です。
パーツが少ないということはゲート処理などの下処理作業も少なくて済むので、プラモデルを作り慣れていない初心者さんでも苦労なく組み立てることができます。
ランナーA1はバンダイが誇る多色成型
ランナーA1はバンダイが誇る成型技術である多色成型になっています。
通常プラモデルで成型色を変える場合には別のランナーにしなければいけませんが、バンダイ社では1枚のランナーに複数の色の成型色を混在させることができる多色成型技術により、少ないランナー数でもカラフルな完成品に仕上がるように工夫されています。
胴体装甲のパーツは、シャア専用機特有の美しいサーモンピンクで成型されています。
腕と脚の蛇腹部分は濃いめのブルーグレーで成型されています。
爪はホワイトになっているので、そのまま組み立てればアニメの原作っぽい感じで仕上げられると思います。
ランナーBはシャア専用機特有のあずき色
ランナーBはシャア専用機特有のあずき色で成型されています。
脚・手・タンクなどのパーツは単純な2分割のモナカ構造になっており、かんたんに組み立てられるようになっています。
ランナーA2はABS樹脂の関節パーツ
ランナーA2は内部で使われる関節パーツになっています。
関節部分はポージングで動かす際に負荷がかかるため、通常のプラモデルで使われるポリスチレン(PS)という素材より強度が強いABSという素材で成型されています。
このABSという素材は強度が強いのはいいのですが、塗料で使われている有機溶剤に侵されやすいという性質があるため、塗装の際は注意が必要です。
なるほど、ABSは塗装する時は注意が必要ね。
ただバンダイの最近のABSは塗装くらいじゃ簡単に割れたりはしないから、そんなに神経質にならなくても大丈夫だけどね。
組み立ては初心者でも超かんたんなモナカ構造
だいたいの装甲パーツは前後もしくは左右で分割されており、内部に関節パーツを挟んで組み立てるだけのモナカ構造になっています。
胴体部分も基本的には前後に分割されており、内部にダクト部分や関節パーツを装着して挟み込む構造になっています。
たったの6パーツ(ポリキャップを除く)を組み立てるだけでかんたんに胴体部分が完成します。
その他のパーツも内部に関節を挟んで組み立てるだけのかんたん構造。
ゲートとバリ処理をしっかりすれば、かんたんに組み立てることができます。
手にはメガ粒子砲をしっかり装備
手のパーツは3本のクローに中央にはメガ粒子砲がしっかり装着されています。
クローはもちろん稼動するので、好みの開き具合でポージングできます。
足パーツも2分割だけの単純構成
足のパーツも足底をはめ込むだけの単純構成になっています。
底面にはしっかりと推進装置がモールドされています。
足と腕の蛇腹部分
足と腕の蛇腹パーツ部分は内部にABS樹脂の関節を入れたタイプで、各方向に自由に動かすことができます。
モノアイとコクピットハッチ部分はシールが付属
モノアイとコクピットハッチ部分にはシールが用意されています。
写真のようにピンセットが1本あったほうが貼り付けやすいかもしれません。
モノアイはシール構造なので、基本的には動かすことができません。
このあたりはHGの単純構造ゆえ仕方ない部分ですね。
全体のプロポーション
まずは正面からの1枚。
脚と腕が少し長めで、劇中よりも全体的にシュッとした印象ですが、バランスがよくとてもカッコイイ仕上りになっていると思います。
背面から。やはり少し脚が長めで現代的なプロポーションですね。
多色成型のおかげで、無塗装の状態でも十分にかっこよく飾ることができます。
頭頂部には6機のミサイルハッチ
頭頂部にはしっかりとミサイルハッチが搭載されています。
ハッチ部分の黒い部分はモノアイ部分のパーツと一体になっています。
メガ粒子砲の発射ポーズも
腕から手にかけての関節の稼動域も広いので、メガ粒子砲での狙い撃ちポーズもしっかりつけることができます。
ジムをひと突きにしたあのポーズも実現
劇中29話「ジャブローに散る」でジムをひと突きにしたポーズもしっかり再現できます。
ひざの関節がしっかりと90度曲げられるので、かなり柔軟にポージングをさせることができます。
海からの上陸
写真は3cmほどの段差を登らせたポーズですが、膝がしっかり曲がるので海からの上陸っぽいポーズも可能です。
寝転がして水中航行
あまりこの状態で飾る人も居ないと思いますが。。。
寝転がせば水中航行のポーズもできます。
関節の稼動域が広いので、どんなポーズにも対応
関節の稼動域が広く、こんなアグレッシブなポージングもできます。
脚底が広くて接地感もいいので、こんなポーズでも倒れず飾れます。
ちょっと!
イメージが崩れるから変なポーズさせるのやめてよ!
いや、ズゴックさんにガンダムさん音頭踊らせたらこんな感じかな〜と思って。。。
作り込み目線で見ると、意外と手のかかるキットかも
前項までは初心者の素組み目線でレビューしてきましたが、作り込みたい方のために細部の紹介もしていきたいと思います。
合わせ目消しの修行をしたい人に最適 全身の至る所に合わせ目あり
写真は合わせ目消しの必要なパーツたちです。
緑色のラインが合わせ目消しが必要な分割ラインです。
ほとんどのパーツは2分割のモナカ構造なので、当然写っているラインの反対側も合わせ目消しが必要になります。
なおかつ手や推進装置などは左右で2対あるので、全体ではかなりの箇所に合わせ目があります。
パーツ数が少なく単純な構造ゆえ、いざ作り込もうとすると消さなければいけない分割ラインが多く、けっこうな箇所の合わせ目を消さなければいけません。
特に背面の推進装置などは分割線上に凹部分などもあり、初心者さんはこの辺りの成形に苦労すると思います。
ガンプラ作りの練習のために合わせ目消しの修行がしたい方などは、500円という安価でたくさん合わせ目消しができるので、練習には最適だと思います。
ひざの装甲裏がスカスカ
ヒザの装甲の裏側には何もモールドが無くスカスカな状態なので、ヒザの関節を曲げたりした際には少し気になります。
できればパテで埋めるかプラ板で塞ぐかモールドを作成した方がよさそうです。
塗装をする場合はクリアランスの確保をする必要あり
腰部分のジョイントですが、クリアランスがギリギリで固定ポーズならいいですが、ある程度ポージングをさせる場合はパーツを削ってクリアランスを広げておかないと確実に塗装が擦れてしまいます。
本体側の内側を薄く削り込めばある程度クリアランスを確保することができます。
あとはヒザ裏の関節部分です。
ここも塗装する場合はクリアランスを確保しないと、微妙にパーツ同士が擦れます。
ここも足側のパーツの内側を薄く削り込めばある程度クリアランスを確保することができます。
クロー部分の内側も加工が必要
クロー部分は内側から爪を通す事で組み立てる構造になっていますが、そのままだとクローが装甲中央の出っ張りに微妙に引っかかります。
そのまま押し込めばパーツ自体は装着できますが、メタリックなどの塗膜が剥がれやすい塗料で塗装していた場合、装着時に塗装が剥がれてしまう恐れがあります。対策としては爪の幅を短くするか装甲側の出っ張りを短くするかですが、後者の方が加工は簡単だと思います。
胸のダクト部分は要後ハメ加工
胸のダクト部分は別パーツになっていますが、合わせ目消しをする場合は後ハメ加工する必要があります。
組み立てるとダクトのパーツはABSのフレームパーツで固定されているので、脱着できません。
そのまま組み立てるとマスキングで塗り分けることになりますが、形状的にキレイにマスキングするのは難しいので、ここは内部フレームを一部切断したりして塗装後に組み立てられるように加工する必要があります。
形状的にフレームを切ったり、ダクト自体のパーツを左右で2分割したりする必要があるので、初心者さんには少し加工が難しい部分かもしれません。
足パーツのスジが一部薄い箇所がある
写真では少々わかりにくいですが、足にモールドされているスジが非常に浅くなっている箇所があるので、塗装後にしっかりとスミ入れする場合はスジを彫り直しておく必要があります。
パーツが単純ゆえ、塗り分けが大変
今回のHGズゴックはパーツ数が少ないゆえ、いざ複数の色で塗り分けようとするとマスキング作業をする必要があり、色数多く塗り分けようとするとMGやRGより大変です。
写真のような足パーツは曲面が多くて、マスキング作業がとても大変でした。。。
(写真のものは工作後なので、一部スジ彫りなどが追加されています。)
HGズゴックの総評
全体的にパーツが少なくて単純な構造だから、私みたいな初心者にも簡単に作れそうなキットだったわね。
おいらは塗装を意識しながら製作している最中だけど、単純なパーツ構成だから逆に色々な箇所に手を加えやすくて、なかなか作り甲斐のあるキットって印象かな。
素人さんから玄人さんまでそれぞれのレベルに合わせて楽しめるキットってことね!
素組みの状態でもプロポーションがとても良くて、無塗装でもすごくカッコイイから、ぜひプラモデル初心者さんにチャレンジして欲しいキットだね!
