【エアブラシ】タミヤ エアーブラシ用クリーニングセット を使って、エアブラシをメンテナンスしてみた
どうも、管理人のシノです!
出戻りモデラーの私、ハンドピースは模型制作を始めてすぐに購入したWAVE社のエアブラシJrをいまだにメインで使用しています。
ダブルアクションのなかでは格安な部類ながら、0.3mmの汎用的な口径でとても使いやすく、気に入っておりましたが、どうも最近調子が悪いんです。
メタル系は詰まりやすいし、粒子感も若干荒くなった気がします。
1年ろくにメンテもせずに酷使してきたので、寿命かなとも思い新しいハンドピースを探していると、いいものを発見しました。
それがこちら↓
タミヤから発売されているエアブラシのクリーニングセットです。
通販サイトでハンドピースを物色してる時に、オススメ欄に出てきたのですが、レビューを見ると高評価が多く、実売1,100円ほどで安かったので購入してみました。
セット内容
- 説明書
- クリーニングブラシ 極細
- クリーニングブラシ 中
- ノズル用レンチ
- ノズルシール剤
- 高粘度グリス
極細ブラシはかなり細く作られていて、ノズルの内部に突っ込んでクリーニングができます。
中ブラシはカップ内を上からクリーニングしたりする時に使用します。
赤い蓋は液状のノズルシールです。
ノズルのネジ部分などに塗ることで、エアー漏れを防ぐことができます。
内容量は3gですが、量的には1回のクリーニングで、爪楊枝の先端部分くらいしか使わないので、品質が劣化しない限りは一生分くらいはあると思います。
青い蓋の方は、高粘度グリスです。
クリーニングの仕上げ時にレバーなどの稼働部に塗って、動きを良くします。
説明書には詳しいクリーニング方法や、タミヤ製ハンドピースの分解図などが記載されています。
説明書通りにクリーニングすれば、初心者の方でも簡単にクリーニングできるようになっています。
その他に準備するもの
- 使い古しの筆
- つまようじ
- ウエス(布)
- クラフト綿棒
- エアブラシクリーナー(ツールクリーナー)
ツールクリーナーはエアブラシを使用している方なら、ほとんどの人が持っていると思いますが、もしラッカー溶剤しか持っていない場合は、一緒に用意しましょう。
ラッカー溶剤に比べて洗浄力が強力で、汚れの落ちが全然違います。
写真 | 説明 |
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クリーニング開始 〜 ハンドピースの分解
それではクリーニングに入っていきます。
とりあえず説明書を読んでみましたが、最初にクリーニング内容が3段階で記載されています。
- [A]うがい洗浄(難易度:低)「塗装作業後や塗料を入れ替えるたびに毎回」
- [B]ノズル・ニードルの分解洗浄(難易度:中)「塗装数回毎に。Aで塗料汚れを落としきれない場合に」
- [C]分解洗浄(難易度:高)「塗装数10回毎に。Bで塗装汚れを落とし切れない場合に。エアーブラシがスムーズに動作しなくなったときに」
最高ランクの分解洗浄で「塗装数10回毎に」って!余裕で100回以上なんもメンテしてなかったらそりゃ調子も悪くなりますわ。。。
当然今回はCの分解洗浄をして徹底的に洗浄していきます。
とりあえず、バラせるだけバラしました。
今回はタミヤ製でないハンドピースを洗浄するので、ハンドピースに付いていた説明書も読んでみましたが、説明書には「※分解はしないでください」とあり、分解図などが記載されていませんでした。
なので、完全自己責任で分解しました。
分解したパーツを無くすとメンドウなので、紛失しないように100均で買ったステンレストレーにまとめておきます。
ノズルを外す際は、クリーナー付属のレンチだと径が合わないこともあるので、なるべくエアブラシに付属しているもので外します。
取り外したノズルの拡大写真です。
見ると判りますがもうこの時点で内部が黒いススだらけなのがわかります。。。(汗)
ネジ部分にはエアー漏れ防止のパッキンが付いていますが、外した時に切れてしまったので、最後にクリーナー付属のノズルシールを塗ることにしました。
分解したパーツは通常、綿棒やウエスを使ってクリーニングするのが普通だと思いますが、面倒くさがりの私は全部パーツクリーナーにドブ漬けしました。
この時注意するのは、ゴムや樹脂などのパッキンが使われている部品は入れないこと。
洗浄液が強力なので、劣化してしまう可能性があります。
当然ながら、こちらも説明書に記載されている方法ではないので、全て自己責任で。
ノズル内の洗浄
そしてメインイベントのノズル内洗浄。
パーツクリーナーを染み込ませた極細ブラシでノズル内をゴシゴシしていきます。
すると・・・(゚Å゚;)
写真だと小さくて判りにくいですが、とんでもない量のススとホコリがごっそり出てきます!(((;゚Д゚)))
例えるとバイクや車のマフラーを外して、水で洗浄した感じをイメージして頂けると判りやすいと思います。。。
ブラシの先端を拡大しました。
ブラシの芯の部分が、ギリギリノズルに入るくらいの太さなので、どれほどデカいホコリが詰まっていたかが判ると思います。
その他パーツの洗浄 〜 組み上げ
ノズルの洗浄が一通り終わったら、中ブラシや綿棒などを使って、その他の箇所もクリーニングします。
ツールクリーナーにドブ漬けしておいたパーツたちは、ひとつずつ綿棒などを使いクリーニングしました。
クリーニング後は、ステンレストレーの上て乾燥させます。
ノズルの先端部分は、さすがに極細ブラシも入らないので、ツールクリーナーを付けた筆で洗浄します。
このとき、コシのある筆を使うとノズルの奥まで筆が届きやすく、洗浄しやすいです。
洗浄・乾燥が済んだら、各パーツを組み上げていきます。
ノズル先端のネジ部分には、エアー漏れ防止のためにノズルシール剤を塗布しておきます。
この時、塗りすぎるとノズルを戻す際にはみ出て詰まりの原因になるので、塗りすぎ注意!!
それから、ノズルを締める際にレンチで締めすぎると、ノズルが折れてご臨終する場合があるので、こちらも注意しましょう。
レバーなどの可動部分には高粘度グリスを塗っておきます。
こちらも塗りすぎないように。
まとめ
組み上げた後、早速ラッカー塗料を試し吹きしてみました。
1年もコキ使ったハンドピースなので、流石に新品同様とまではいきませんが、塗料の出が圧倒的にスムーズになりました。粒状感も明らかに改善し、ミストが細かくなった感じがします。
今回の場合は1年もノーメンテで使っていたハンドピースだったので、効果がより強く出ただけかもしれませんが、クリーニングすることで確実に使い心地は改善するので、皆さんもぜひ分解洗浄にチャレンジしてみてください。
今回紹介した商品たち
写真 | 説明 |
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