【ガンプラ】組み立て時の事故を防ぐためのジョイントの塗装方法
う〜〜〜〜ん。。。
ゆうなちゃん。また何か失敗したんだね。。。
ガンプラをがんばって塗装してつくったのに、組み立ての時にジョイントがキツすぎて塗装が剥げちゃったの。
はっ、はげ!別においらは禿げてねぇ〜し!!!
じゃなかった。。。
塗装でジョイントが太くなってきつくなっちゃったんだね。
ガンプラを作り慣れてないとよくあるんだよね。
どうにか上手に組み立てられるいい方法はないの?
ガンプラみたいな可動ジョイントがたくさんあるプラモデルを作るときは、ジョイントの塗装時に一工夫することでキツくなりすぎるのを防ぐことができるよ!
じゃあ一緒にジョイントパーツに塗装をしていこう!
目次
塗装したジョイントがキツくなってしまう原因
ガンプラのジョイントは素組みの状態で丁度良くなるようになっている
ガンプラは基本的に無塗装の状態で組み立てるだけでしっかり完成するように設計されているので、当然ジョイントなどの部分も素組みの状態で丁度良くなるように調整されています。
(ときどきキツかったりユルかったりするパーツもあったりしますが。。。)
ですので、そのまま塗装をしてしまうとジョイントの部分が塗膜の分だけ太くなってしまうので、サイズが合わなくなってしまいます。
太くなったジョイントを力で押し込もうとするとトラブルの原因になる
太くなってしまって、なかなか入らないジョイントを力で無理矢理押し込もうとすると、余計な力が入ってしまい手が滑って塗装が剥げたり、あまりにキツすぎると入ったはいいけどしばらくしてパーツにヒビが入ったりするなど、事故の原因になりますので、地味ですがジョイントのクリアランスはきっちり確保しておくことが重要です。
ジョイントのトラブルを未然に防ぐ塗装方法
ジョイントを塗装する際は接地部をマスキングすべし
先に書いた通り、ジョイント部分はそのまま塗装してしまうと太ってしまうので、しっかりとマスキングをしてもとの太さを維持しておくことが大切です。
ジョイントの形状によって最適なマスキング方法があるので、それぞれ解説していきたいと思います。
使用する道具
- マスキングテープ
- マスキングゾル
- デザインナイフ or カッター
- カッターマット
- スケール
- ピンセット
マスキングには主にマスキングテープとマスキングゾルを使います。
デザインナイフ/カッターマット/スケールはマスキングテープをカットするのに使います。
ピンセットはジョイント部分が小さいのでテープを貼る際にあると便利です。
マスキングゾルってなに?
マスキングゾルは液体状のマスキング用具で、モールドが複雑でテープではマスキングしにくいような箇所でもひと塗りするだけで簡単にマスキングを施すことができます。
マスキングしたい箇所に塗って30分ほど乾燥させるとビニールっぽい被膜になります。
水溶性なので、どんなパーツにも安心して使用することができます。
棒状のジョイント部分にはマスキングテープ
棒状のジョイント部分には細切りにしたマスキングテープを巻き付けて、ジョイントの接地部分に塗料が乗らないようにします。
これでジョイントの可動部には塗料が乗らないので、クリアランスをしっかり確保することができます。
接地部分だけマスキングできていれば、クリアランスは問題ありませんが、ジョイントの端の面もマスキングしたい場合は、マスキングテープを巻いた後に端をマスキングゾルで覆ってしまいましょう。
これで棒の断面までしっかりとマスキングができます。
球状のボールジョイントにはマスキングゾル
ジョイント部分が球状になっているボールジョイントはマスキングテープだとマスキングしにくいので、ここは液状のマスキングゾルで覆ってしまうのが簡単です。
ひと塗りするだけで簡単にマスキングすることができます。
ボールジョイントは球の接地面さえマスキングできていればいいから、球の端からだいたい7割くらいのところまでマスキングゾルで覆えれば大丈夫だよ。
なるほど。球のギリギリまで塗ろうとすると余計な箇所にまでゾルが付いちゃいそうだしね。
塗装してマスキングを剥がして完成
マスキングが完了したら塗装して、最後にマスキングを剥がせば完成です!
これでジョイントの部分はプラスチック地のままなので塗装が剥がれて汚くなってしまうことも無いし、丁度良いクリアランスでパーツを組み立てることができます。
メス側(凹側)のポリキャップのマスキング方法
ジョイントのメス側(凹側)はほとんどがポリキャップなので、塗装後に組み立てるパーツ部分はポリキャップを未塗装のまま組み立てれば問題ないですが、合わせ目消しなどで塗装前にポリキャップを組み込まなければならない箇所は先にポリキャップ部分をマスキングしてしまいましょう。
ポリキャップは大きさや形状がまちまちなので、写真のようにポリキャップのダボ面に先にマスキングテープを貼り付けてから縁をデザインナイフでカットしてしまうのが楽です。
この状態でパーツを組み立てて塗装すれば、しっかりとジョイント部分を保護することができます。
もし合わせ目消しの作業などでマスキングが邪魔になる場合は、カットしたマスキングを一度剥がしてプラ板などに貼って保存しておき、作業が完了して塗装に入る際に貼り直すといいでしょう。
まとめ
ジョイント部分は組み立ててしまえば見えなくなっちゃうからとても地味な作業だけど、ひと手間かけておけば組み立て時のリスクを減らせるからとても大事な作業なんだ。
たしかに、完成間近で塗装が剥げたりパーツが破損しちゃったら泣きたくなるしね。
少しめんどうでもしっかりとした下処理作業が大切ってことね!