【完成作品】大日本帝国海軍 軽巡洋艦 川内(1/700・ウォーターラインシリーズ)
こんにちは!
夜戦(仕事)特化型人間のシノです!
今回はウォーターラインシリーズの軽巡洋艦「川内」の完成作品を紹介していきます。
今回はエアブラシを使わずに筆塗りだけで制作したのよね。
どんな仕上がりになってるか、ちょっと楽しみね!
目次
今回は筆塗りをテーマに制作を行いました
今回の制作テーマはずばり[筆塗りでどこまでお手軽に仕上げられるか]です。
これからプラモデルを始める人、始めたばかりの人でも、安価で手軽に艦船模型が作れるということをお伝えしたくて、このテーマを選びました。
- エアブラシやスプレーを一切使わず、筆だけで塗装する。
- 溶剤臭の強いラッカー塗料は使わない
- めんどうなマスキング作業はせず、フリーハンドで塗分ける
- エッチングパーツの追加や改造などは一切しない
上記のように、誰でも気軽に楽しめる模型づくりをめざした制作を心掛けました。
※今回は完成作品の紹介なので、簡単な写真だけの紹介になります。制作手順は後日別記事にて詳細に解説させていただきます。
完成作品紹介
川内型のネームシップである一番艦
5500トン型軽巡洋艦の最終型である川内型軽巡洋艦のネームシップ[川内]。
艦名は九州南部を流れる川内川から付けられました。
本来なら、加古、那珂、川内、神通の順で建造され[加古型軽巡]の三番艦となるはずでしたが、加古はワシントン海軍軍縮条約により建造中止。2番艦の那珂は1923年(大正12年)9月1日に起きた関東大震災の被災により建造が遅れ、結果として川内が一番最初に進水することとなりました。
三菱造船長崎造船所で1922年(大正11年)2月16日に起工し、1923年(大正12年)10月30日に進水しました。
今回のキットは艦これパッケージのものですが、中身はアオシマの1943年のモデルなので、大戦中に沈没した年の姿を模したものとなっています。
川内型の特徴である4本煙突
燃料である重油を節約するために石炭も使用できる重油石炭混焼缶を積んでいた川内型。
このため他の5500トン型である球磨型や長良型とは違う[4本煙突]が川内型巡洋艦の最大の特徴になっています。
基本色の塗装はすべてタミヤの水性アクリル塗料を使用
モデルとなっている1943年前後には、呉や横須賀でも改修が行われていたようですが、船体色には建造がされた三菱造船長崎造船所の佐世保海軍工廠グレイ(タミヤアクリル塗料 XF-77)で塗装しました。
艦底色にはタミヤアクリル塗料のハルレッド(XF-9)を使用しています。
甲板の塗分けはマスキングをせずにフリーハンドで塗装
甲板色は軍艦色を全体に塗装した後に、面相筆を使ってフリーハンドで塗分けています。
マスキング+エアブラシほど奇麗には仕上がりませんが、遠目で見る分には十分鑑賞に堪えられる仕上がりにすることができます。
甲板色はタミヤからリノリウム甲板色(XF-79)が発売されていますが、自分のイメージに合わなかったので、今回はフラットアース(XF-52)を使用しています。
このあたりは好みの問題になってきますが、私は史実に忠実な色を再現するよりも、自分でイメージした仕上がりを優先して色選びをすることが多いです。
汚し塗装はMr.ウェザリングカラーとタミヤのエナメル塗料を使用
船体と甲板の墨入れとウォッシングにはクレオスのMr.ウェザリングカラー[マルチブラック]を3倍で薄めたものを使用しています。
艦橋の窓枠内など濃い墨入れには原液を使っています。
また船体横の錆の雨垂れ汚れには、タミヤエナメル塗料のハルレッド(XF-9)を使用しました。
最後の仕上げにはタミヤウェザリングマスターBのスノーで軽くドライブラシをして角を出すようにしています。
ボートや艦載機ももちろんフリーハンドの筆塗りで
船体同様に九四式水上偵察機も基本は筆塗りで塗装しています。
ただし、フロート上の赤線のみハセガワのフィニッシュシートを張り付けて塗り分けています。
日の丸はキット付属のデカールを使っていますが、拡大して見ると浮きやテカリが目立ってしまいますね。。。
それと、説明書には翼の前面に味方識別帯として黄色の塗分け指示がありましたが、九四式水偵をネットで調べても識別帯がある機体を確認できなかったため、黄色の塗分けは行いませんでした。
(零式水偵などには黄色の味方識別帯があります)
あと、プロペラ部分だけ、どうしても我慢できなくてエッチングのプロペラを付けています!
改造しないって宣言したのに破ってごめんなさい。。。
内火艇とカッターボートももちろん筆塗りで塗装しました。
小さいものの塗分けが苦手なので、間近で見るとはみ出しが酷いです。。。
まぁ遠目で見るぶんには問題ないのでよしとします。
大和と並べてみました
大きさを比較するために、以前制作した大和さんと並べてみました。
戦艦と軽巡の比較なので当然ですが、大和の隣に置くと川内はだいぶ小さく見えますね。
ってか大和さんデカすぎ。。。
まとめ
以上、簡単ではありますがウォーターラインシリーズ[川内]の完成作品紹介でした!
今回はじめてすべてを筆塗りで艦船模型を作り上げましたが、エアブラシにはない手軽さや楽しさがあって、とてもやりがいのある制作でした!
筆塗りなら、高価なエアブラシ環境がなくても手軽に制作できるし、片付けも楽だから就寝前のちょこっと作業の人なんかにもおすすめね!
筆塗りでの細かな制作手順については、後日別記事にまとめますので、もう少々お待ちください!