【タイガーⅠ・後期生産型】Part.4 「エンジングリルの金網を自作する」(タミヤ・1/48・制作記)

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今回は、エンジングリル部分のディテールアップをしてみます。
資料を見るとエンジングリルの部分は金網で覆われていたようですが、元のパーツはグリルむき出しになっています。
市販のエッチングパーツが販売されていますが、タイミングが悪かったのか、どこの通販サイトも売り切れになっていたので、、、今回は市販のメッシュパーツを切って自作してみたいと思います。
(↑写真は組み立て完了後の参考写真です。)

エッチング製で高精細!ハセガワ-モデリングメッシュ

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今回ディテールアップに使うのはこちら!
ハセガワさんから発売されている汎用のモデリングメッシュ42(正方形・Lサイズ)です。
今回は1マス0.42mmの正方形のメッシュを使用します。
コレ以外にも菱形や六角形のメッシュもあるので、ガンプラのダクト改造などにも重宝します。
値段も実売価格で500円くらいなので、手軽に使用できます。

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エッチングなので、精度は非常に高いです!

制作開始 〜 各部の長さに合わせて切り出す

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まずはデパイダーを使って各部の長さを測ります。

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測った長さに合わせてメッシュを切り出します。
デザインナイフを数回走らせると、キレイに切断できます。
エッチングを切ると刃がすぐダメになるので、使い古しの刃を使った方がいいかもしれません。

精密彫刻刀を使って細かな部分を切り取る

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一部切り取りが必要な箇所があるので、メッシュを動かないようにマスキングテープで固定し、マーカーで切り取る部分のアタリを付けます。
写真では、ガンダムマーカーの極細を使っています。

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付けたアタリに合わせて、精密彫刻刀の刃を真上から力を掛けてカットしていきます。(写真ではMr精密彫刻刀の1mm刃を使用)
最初はデザインナイフで切ろうとしましたが、刃が斜めだと上手く力がかからなくてなかなかメッシュがなかなか切断できませんでした。
その点、彫刻刀の平刃なら真上から効率よく力がかけられて、簡単に切断できます。

完成

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切り取りが完了すると、こんな感じです。

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接着は組み立て工程の最後の方になりますので、この時点では接着しませんが、接着後の参考写真を掲載しておきます。
エッチングほどの精細さは表現できませんが、何も無いよりは良い雰囲気に仕上がると思うので、どうしてもエッチングが手に入らない時などはオススメです!

接着作業の記事はこちら → 制作記 Part.10 「ライトの電源ケーブルの追加・ジャッキ台の木目加工」